ハヤカワについて

ごあいさつ

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「天然」「良質」そして「こだわり」、これが当社の基本理念です。

昭和16年に祖母・早川スミ子が開業して以来、この理念は変わることなく仕入れ・販売をしています。店頭販売では戦後から変わらないお客様との対面販売をしており、今後このスタイルは変わらなく続けていきます。

それは販売した商品の良し悪し・料理方法や旬の食材の情報、どれをとっても大切に接していきたいと思うからです。市場ではいろいろな職人さんと出会え、またすばらしい情報源でもあります。またこの理念はハヤスイドットコムでも同じように販売させて頂いています。

ぜひ一度、大阪鶴橋市場にある鶴橋市場営業所にご来店下さい。お待ちしております。 毎月第一土曜日は、鶴橋ひる市イベントを開催しています。お買い得商品がたくさん販売されています。

産地のこだわり

深日漁港は 大阪府の最南端に位置する小さな漁港です。
ここ岬町の漁場は大阪湾の南の入り口になります。
後ろには和泉山脈がせまり、海の向こうは淡路島が見えるきれいな漁村です。
夜になると関空がひかり、奥には明石大橋のライトアップが見えます。

岬町は観光資源が豊富で(というかそれしかないのですが・・。)
みさき自然動物公園&プールランドRIO・ときめきビーチ・とっとパーク岬と海がきれい!海低が見えるくらい透き通る日もあります。
漁業区域には友が島と淡路島を抜ける紀淡海峡があり、そこの海流は川のように早く岬町の漁場まで続いています。
紀伊水道から流れこむ黒潮には紀ノ川と太平洋からの豊富な恵みがあり、大阪湾からは琵琶湖から栄養たっぷりの水が淀川水系から大阪湾に流れ込み、 明石海峡から淡路沖の海流にのって回ってきます。
そんな岬沖で漁獲され水揚げされる魚は、脂ののった身の引き締まった魚がとても多いです。

深日漁港沖は昔から砂地が多く、エサになる小魚やカニ類・エビ類が豊富であり、関西空港の造成による土砂には多くのプランクトンがいて、多くの魚が住み着いています。 昨年からは魚が産卵できる漁礁の開発や稚魚の放流にも力を入れています。

漁礁はコチラ>http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=5108
稚魚の栽培・放流はコチラ> http://www.epcc.pref.osaka.jp/osakana/

魚のこだわり

魚種も豊富で、タコイカ類・海老類・カレイ類が多く水揚げされます。
春はマダイ・メバル・メイタ・アブラメ、夏はアジ・ハモ・キス・アコウ・ウオゼ・穴子・トビアラ、秋はタチウオ・カワハギ・アオリイカ・ワタリカニ、冬は黒鯛・ヒラメ・オコゼ・赤舌平目・ナマコなど 季節を通してたくさんの魚が水揚げされます。

漁師さんの漁法も刺し網漁、かご漁、底挽き漁、定置網漁と丁寧な漁業をしています。
詳しい漁業種類はコチラ

仕入れのこだわり

ハヤカワ水産は毎日お昼からのセリ入札で活漁の仕入れや漁師さんからの持込みなどで活きた魚介類をご提供させて頂いています。 セリ入札は深日漁港・淡輪漁港・西鳥取漁港で仕入れています。
定置網は大阪府漁連さんを通して仕入れています。

お魚は発送直前まで水温管理されている漁協内生簀または漁港内に浮かべている生簀で泳いでいます。

販売方法のこだわり

ネット販売ではヤマトクール便出荷とし、発送直前(16時〜17時頃)に活け締めにします。
発砲スチロールに氷または保冷剤を入れの出荷となります。
翌日指定でお客様の台所にお届けいたします。

店頭販売では大阪市内の店舗・鶴橋鮮魚市場にて販売します。
活きた状態でお魚を並べ、活魚販売・活け締め販売をしています。
泳がない魚種、赤舌ヒラメやキスなどはすぐに氷締めをしての販売となります。

鮮度のこだわり

鶴橋市場販売については岬町から片道約1時間、水槽車にて朝2時ごろ出発します。
到着後4時ごろから販売開始いたします。

魚種によって販売スタイルは違いますが

(1)活け締め・神経抜き仕様
活魚ものは泳いだまま販売・納品できます。
お客様の希望で出荷直前に活け締めをチョイスすることができます。
活け締め(活〆)とは・・・。
延髄・大動脈を切断して魚を1尾ずつ締め、血抜き処理することをいいます。
血抜きをすることにより、身に血が回って生臭くなるのを防ぐことができるからです。

当店では、タイ・タコ・イカも含め、ほとんどの活魚は神経抜きをしています。
究極の締め方です。
活け締めした魚を針金で神経を破壊することにより、死後硬直をさらに数時間遅らせます。
鯛やスズキ等の中型魚は最初に脳に手鉤を打ち込んで気絶させ、鼻また額から針を通し尾ヒレから血抜きをします。
これを神経抜きといいます。

魚種によって差がありますが、自然死した魚はしばらくすると死後硬直が始まります。
これに対し、締めた魚は死後硬直の開始が遅くなります。
神経抜きをするとさらに硬直時間をのばすことができるのです。
死後硬直が始まるまでの身がプリプリしている状態を身が「活かる(いかる)」と言い、締めることによってこの状態が長く続きます。 関西では特に「身が活かっている」状態が重視されるからです。

(2).氷締め(氷〆)仕様
活きている魚を氷水に魚を入れ凍死させます。
大量に水揚げされた魚などを締める場合に用いられます。
鮮魚の締め方として最も一般的なもので、関東などではほとんどこれです。
温度の高い状態ですと細菌の増殖による腐敗が進行します。
腐敗が進むとせっかくのうまみ成分も分解されて生臭さが勝ってくるようになります。
魚を冷やして扱うのは、細菌の増殖を抑えたっぷり熟成さ せる意味があるのです。

実際、魚もお肉と一緒で死後熟成されることで旨味がでるのです。
上記のように関西では活け締めが重視されコリコリ感・プリプリ感はあるのですが魚の旨味では〆物には敵わないと思います。
私が住んでいる大阪では、お造りに使うのはやはり活け締めで、煮つけ塩焼きという方は氷締めで良いとすみわけがあります。

美味しさと旨さのこだわり

魚の旨味成分には大きく分けて、グルタミン酸とイノシン酸があります。
この2つの旨味成分が合わさって、初めて「美味い!」魚になります。
さて、このうち、グルタミン酸は最初から身に含まれています。問題はイノシン酸です。
イノシン酸は魚が死んだ後、魚の身(筋肉)に含まれるアデノシン3リン酸(ATP)が分解して生成されます。
そして、このATPは死後硬直が始まってから終わるまでの間に最も盛んに生成されるそうです。
このATPは魚が疲労するとドンドン消費されてしまうのです。
ですから、魚を締めるという行為が必要になってくるのです。
死後硬直ののち細胞中の酵素の働きでたんばく質が分解されると自己消化(熟成)が進み、柔らかくなってくる一方でアミノ酸やペプチドなどのうまみが生まれて 来ます。このころうまみ成分が1番多くなるのです。

メディア紹介

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